バカラのサイドベットは何ゲームに1回当たり、どれだけ減るか
ルール表には配当とRTPは載っていても、「どのくらいの頻度で当たるか」は載っていません。このシートは、8デッキ416枚のすべての組み合わせを数えました。そのうえで、サイドベットごとの的中率と平均の的中間隔を加えています。よく当たるベットほど損が小さいわけではないことが、数字で見えてきます。金額はすべて「単位」で示します。
- 7.47%
- ペアの的中率
- 1/3,512
- パーフェクトペア200:1
- 2.65%
- プレイヤーボーナスのエッジ
- 9.37%
- バンカーボーナスのエッジ
サイドベットごとの当たる条件と的中率
配当とハウスエッジは、ルール表のとおりです。的中率は、すべての場合を確率で足して求めました。対象は、最初の4枚と3枚目のルールから生じる場合です。ペアは点数ではなくカードのランクが同じ場合です。KとQはどちらも0点ですが、ペアにはなりません。
| ベット | 当たる条件 | 配当 | 的中率 | 平均の的中間隔 | ハウスエッジ |
|---|---|---|---|---|---|
| プレイヤーペア | プレイヤーの最初の2枚が同じランク | 11:1 | 7.47% | 13.4ゲーム | 10.36% |
| バンカーペア | バンカーの最初の2枚が同じランク | 11:1 | 7.47% | 13.4ゲーム | 10.36% |
| アイザーペア | どちらかの最初の2枚がペア | 5:1 | 14.38% | 7.0ゲーム | 13.71% |
| パーフェクトペア | どちらかがスートまで同じペア、両方なら200:1 | 25:1/200:1 | 3.35% | 29.9ゲーム | 8.05% |
| プレイヤーボーナス | プレイヤーがナチュラルで勝つか、4点差以上で勝つ | 1:1〜30:1 | 28.99% | 3.4ゲーム | 2.65% |
| バンカーボーナス | バンカーがナチュラルで勝つか、4点差以上で勝つ | 1:1〜30:1 | 28.28% | 3.5ゲーム | 9.37% |
| タイ(参考) | 両者が同点 | 8:1 | 9.52% | 10.5ゲーム | 14.36% |
アイザーペアは、プレイヤーペアのほぼ2倍の頻度で当たります。しかし配当が5:1と低いため、エッジはかえって13.71%と大きくなります。的中率だけで選ぶと、エッジの大きいほうを選んでしまいます。
ボーナスベットの結果分布
ボーナスベットは、賭けた側が勝ったときの点差で支払われます。ナチュラル(最初の2枚で8か9)で勝てば、1:1です。ナチュラル同士の引き分けは返金です。ナチュラルでない勝ちは、4点差から支払われます。1〜3点差の勝ちは、勝ってもボーナスベットは負けです。
| 結果 | 配当 | プレイヤーボーナス | バンカーボーナス |
|---|---|---|---|
| ナチュラルで勝ち | 1:1 | 16.26% | 16.26% |
| ナチュラル同士の引き分け | 返金 | 1.79% | 1.79% |
| 9点差で勝ち | 30:1 | 0.37% | 0.31% |
| 8点差で勝ち | 10:1 | 0.68% | 0.57% |
| 7点差で勝ち | 6:1 | 1.79% | 1.59% |
| 6点差で勝ち | 4:1 | 2.83% | 2.38% |
| 5点差で勝ち | 2:1 | 3.32% | 3.15% |
| 4点差で勝ち | 1:1 | 3.74% | 4.02% |
| 1〜3点差で勝ち | 負け | 15.64% | 17.58% |
| 負け、ナチュラル以外の引き分け | 負け | 53.59% | 52.35% |
ナチュラルの勝ちは最初の2枚で決まるため、両者の確率は同じです。違いはすべて3枚目が配られたゲームから生まれます。
バンカーのほうがよく勝つのに、バンカーボーナスが不利な理由
バンカーはプレイヤーの3枚目を見てから引くかどうかが決まります。そのためバンカーはよく勝ちます(45.86%対44.62%)。ただし、その勝ちの多くは1〜3点差の僅差です。配当表は同じでも、結果の中身が違います。支払われない僅差の勝ちは、バンカー側のほうが多くなります。バンカー側17.58%、プレイヤー側15.64%です。逆に、支払われる4点差以上の勝ちはバンカー側が少なくなります。バンカー側12.02%、プレイヤー側12.73%です。
賭けた1単位あたりに戻る割合で比べます。ナチュラルの勝ちからは、どちらも32.52%です。点差の勝ちからは、プレイヤーボーナスが63.04%、バンカーボーナスが56.32%です。この6.72ポイントの差が、そのまま2つのエッジの差(9.37% − 2.65%)になっています。
パーフェクトペア200:1はどれほどまれか
片方だけがパーフェクトペア(25:1)になる確率は、3.32%です。両方が同時にパーフェクトペア(200:1)になる確率は、0.0285%です。200:1は、平均3,512ゲームに1回です。1ゲーム27秒で休まず続けても、約26時間に1回です。
1時間(133ゲーム)のうちに200:1を一度も見ない確率は96.3%です。この配当はエッジの計算には入っていますが、ひと晩のうちに出会える可能性は高くありません。
メインベット10単位にサイドベット1単位を足したとき
サイドベットがメインの10分の1でも、エッジが10倍近く大きいとします。すると、1ゲームの期待損失はほぼ2倍になります。バンカー10単位に、毎ゲームサイドベット1単位を足した場合を計算しました。
| 組み合わせ | 1ゲームの期待損失 | 133ゲーム(1時間)の期待損失 | 合計のエッジ |
|---|---|---|---|
| バンカーのみ | 0.106単位 | 14.10単位 | 1.06% |
| +プレイヤーボーナス | 0.1325単位 | 17.62単位 | 1.20% |
| +パーフェクトペア | 0.1865単位 | 24.80単位 | 1.70% |
| +バンカーボーナス | 0.1997単位 | 26.56単位 | 1.82% |
| +プレイヤーペア | 0.2096単位 | 27.88単位 | 1.91% |
| +アイザーペア | 0.2431単位 | 32.33単位 | 2.21% |
| +タイ | 0.2496単位 | 33.20単位 | 2.27% |
ペアを1単位足すと、賭け金は1割増えます。一方で1時間の期待損失は、14.10単位から27.88単位へほぼ倍になります。
1時間133ゲームで見るサイドベット
よく当たるベットは、「当たっている」という感覚を与えます。しかし、当たる回数と減る量は別々に動きます。1ゲーム1単位ずつ133ゲーム賭けた場合です。
| ベット | 1時間の平均的中回数 | 一度も当たらない確率 | 1時間の期待損失 |
|---|---|---|---|
| プレイヤーボーナス | 38.6回 | ほぼ0 | 3.52単位 |
| バンカーボーナス | 37.6回 | ほぼ0 | 12.46単位 |
| アイザーペア | 19.1回 | ほぼ0 | 18.23単位 |
| タイ | 12.7回 | 0.0002% | 19.10単位 |
| プレイヤー・バンカーペア | 9.9回 | 0.003% | 13.78単位 |
| パーフェクトペア | 4.4回 | 1.08% | 10.71単位 |
2つのボーナスベットはほぼ同じ回数当たりますが、バンカーボーナスは3.5倍減ります。逆にパーフェクトペアは最も当たりにくいのに、普通のペアより減りが小さくなります。
計算方法と限界
- 8デッキは416枚で、0点のカードが128枚、1〜9点が各32枚です。配られたカードを除きながら計算しました。最初の4枚と3枚目のルールで起こりうる場合を、すべて確率で足しています。
- この方法で得たRTPはルール表の値と小数第2位まで一致します。バンカー98.94%、プレイヤー98.76%、タイ85.64%、ペア89.64%です。アイザーペア86.29%、パーフェクトペア91.95%、ボーナス97.35%・90.63%です。
- 新しいシューの最初のゲームを基準にしています。シューの途中では、残りのカード構成によって確率が少しずつ変わります。ただし、シュー全体の平均はこの値です。
- 1時間133ゲームは、1ゲーム27秒で休まず続けた場合の上限です。
- 配当とRTPは、Evolution スピードバカラのルール(PDF)に基づきます。期待損失は、そこに載っているハウスエッジで計算しました。
海外で許可を得たサイトであっても、日本国内から賭ければ賭博罪です。これは警察庁が示しているとおりです。このシートは確率の計算だけを扱い、テーブルやサイトの案内は載せません。やめたいのにやめられないと感じたら、相談してください。相談窓口の一覧は、依存症対策全国センターのサイトにあります。